Tech News Today / 825 The truth about Marissa Mayer / 肉食系CEOスティーブ・バルマーの去就と草食系CEOマリッサ・メイヤーの秘密
今日はスティーブ・バルマーとマリッサ・メイヤー、対照的な2人のCEOについて
以下3行まとめ:
Appleが9月発表が期待されているiPhone 5のCPUについて、既存の32bitのものよりも31%高速な64bitのCPUを用意しているという記事を、Clayton Morrisが関係者筋の話として発表した。
- このCPUは画像処理に優れているという期待があるが、バッテリーの稼働時間についてが心配になる。(Sarah)
- Appleは4Sの時でも3Gを搭載しながら常にバッテリー稼働時間のバランスを採ることに注力していたからそこはあまり心配していない。(Tom)
Microsoftのスティーブ・バルマーは、自ら辞意を表明したと見られていたが、実際には本人は新しいデバイスの計画に熱心だったことが明らかになり、どちらかというと続投に反対する投資家集団からの声に押されたボードメンバーに説得された、という見方が正しいようだ。
- 噂されている次のCEOについては誰がいいだろうか?GoogleのVice PresidentのVic Gundotraや、E-bayのJohn Donahoeなどが噂されているが。(Tom)
- ビル・ゲイツとスティーブ・バルマーが30年に渡って作ってきたカルチャーがあるMicrosoftの次のCEOには、一度はMicrosoftを経験している、スティーブン・シノフスキーなどが良いと思う。(Randall)
Nicholas Carlsonがマリッサ・メイヤーの自伝「マリッサ・メイヤーの真実」という本を書き上げた。その中で印象的なエピソードは:
- いわゆるギーク的な体質で、機械的、早口が彼女の特徴である
- 彼女は医者になりたかったが、自分が単に記憶力が良いから勉強ができるが、それでは医者には向かないと別のキャリアを考えた。
- しかしGoogleのオファーは、メールボックスから削除するつもりが間違って「スペースボタン」を押したことでメールを開いたことが入社のきっかけになった。
感想:
MicrosoftのCEOは誰がやっても難しいと思うが、いずれにせよ、IT業界の中で良い敵役だったスティーブ・バルマーの引退はやや淋しい。そういうわけで、この敵役のポジションを引き継いでくれる人が良い。カール・アイカーンなんかはどうだろう?