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村上福之 ソーシャルもうええねん 第2章 動いているものを見せれば大人は納得する

著者は「社会人時代に保守や事務作業が面倒だという理由で、プランタドライバーを自作して周りを納得させた」という経験から、世の中には口だけは達者で手を動かさずに上澄みだけ掠め取ろうとする人や、大きい声の人に影響を受けてしまう組織の問題点は指摘しつつも、「大人は動いているものを見せれば納得する」結論を導きだす。
また、「nullなり適当な値をつっこんでコンパイルする勇気」と「プライドを捨てて、人に聞いたり、頼ったりする勇気」さえあれば起業できるし、プログラムや仕事なんで、目的や使い途なんて考えずにまずは手を動かしておぼえることが重要だ、ということを若い起業家やフリープログラマーに提示する。
「すでに革新的な商品を作った会社で働くこと」という項では、小さいチームでそれこそ昼夜を忘れてワクワクする製品をつくることに熱中したプロジェクトが成功した後に、いかに周りに振り回され当初のスピード感や感性を失っていくかを、そのプロジェクトリーダーへのエールとして、愛惜たっぷりに語る。

タイトル
第1章 ソーシャルもうええねん
第2章 動いているものを見せれば大人は納得する
第3章 世の中、金ではどうにもならないことがたくさんある
第4章 最後によかったと思える人生を
感想