Imakita Sangyo Inc.

日米雑誌とPodcast 3行まとめ

NPR Planet Money Episode 435 / アメリカで自動車ディーラーが嫌われる理由 / Why Buying A Car Is So Awful

今週のNPRは、アメリカ人がもっとも信頼しないプロフェッショナルとして、保険販売員や株式ディーラー、更には議員よりも下位にランクする自動車ディーラーのお話

以下3行まとめ:
アメリカのカーディーラーは以下の様な様々な特権を得ているため、消費者はインターネット全盛の時代においても一台あたり平均$1,800をディーラーに支払う必要がある:
・例え、その街の人口が大幅に減少しても、契約期間が満了しても、自動車会社はディーラーショップを閉鎖するのに、ショップのオーナーにお金を支払いかつ、他のディーラーのメンバーからなる委員会の許可が必要になる。
・ディーラーショップの権利は、自分の子どもに引き継ぐことができる。
・一つの街には複数の同じ自動車会社のディーラーショップを開業することができない。

このような事情により、競争から免れ、サービスの質が悪く苦情が多いディーラーショップは、自動車会社にとっても頭痛の種だが、1/3の税金を収めているような例もあり地方自治体は、こういった法律を廃止するのに消極的である。

これらの法律が出来たときは、カーディーラーを開業するのに、多くの借金と投資を必要とし、自動車会社が恣意的にカーディーラーを増やすことを抑止することは消費者の利益になったが、現状にはそぐわない。

感想:
この記事は、市場主義が行き過ぎなくらい、行き過ぎた印象があるアメリカに対する見方を改めさせてくれる。これらのカーディーラーは日本の郵便局と状況が似ているが、カーディーラー私企業な分、行き過ぎた保護には別の問題もある。
Podcastはこちら