伊藤洋一のRound Up World Now! ／ ２０１３年６月７日 今週のマーケットの動きと中国北朝鮮の動向 ７４０回
今週のRound Up World Now!は、先週今週と荒れたマーケットと、米中の首脳会談、及び北朝鮮の動向
以下、3行まとめ：
今週と先週で日経平均が1,700円近く下げた。このボラティリティーの高さは、元々前例のない（非伝統的な）金融緩和をおこなっていることから、想定できたことであり、またどこかの市場が下げると他の市場で埋め合わせをするために売りが入り、そこも下げていくというのは現在のグローバルな市場では当然のことであるが、底値が見えてきたのは好感できる。
面子を大事にする中国が、胡錦濤に続き２回連続でアメリカを、カリブ海諸国に訪問するついでという体をとってアメリカを訪問するのは、TPPによる中国包囲網を意識したものであるが、アメリカ国内での中国からといわれるサイバーアタックが喧しい中、実りある会談にするのは難しいと思われる。
北朝鮮が１年９ヶ月ぶりに南北対話を提案したのには、金正恩就任当初の高圧的な態度が中国すらも怒らせる結果になり、態度を変えつつあるという、飯島政務官の北朝鮮への電撃訪問や、側近の中国派遣などからの潮目の変化を現している。
感想：
アベノミクスに対する賛否含めた冷静な解説が伊藤さんらしかった。
