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日米雑誌とPodcast 3行まとめ

伊藤洋一のRound Up World Now! / 2013年6月28日 安倍政権の評価と、中国とその経済動向 743回

今週のRound Up World Now!は、半年を迎えた安倍政権の評価と、同じく就任間もない習近平のニュースについて

以下、3行まとめ:
3年半の民主党政権と違い、明確に3本の矢という金融・成長戦略を打ち出した点が評価できるが、アメリカ市場がQE3を継続するかどうかで大きく揺れているのを見ると分かる通り、金融政策主導の経済はどうにも不安定なので、どのように成長戦略を描き、実現しているかが今後の課題になる。

前任の胡錦濤との違いを明確に出したい習近平は、例えば「官官接待を禁止」したり「不安定な銀行への融資を停止」したり「市場への介入を躊躇」したりと、ソフト・ランディングを目指して、手綱を引き締めに入っているが、この制御は「複雑な方程式」を解くようなものであり、投資家はその成功に懐疑的な目で中国市場を見ているために、他の市場にも影響を与えるくらい中国市場は大きく動揺している。投資家はある程度中国市場を切り離して考えるくらいの態度が重要になる。

NYの金先物が1,200ドル割れで、約2年6ヶ月ぶりの安値になったがその理由としては「有事の金というものに対する猜疑心が投資家の心に芽生えている」「世界的なデフレ懸念が抜けない」「長期金利が上昇しているため、金利がつかない金の魅力が薄れている」ということがあげられる。

感想:
金は底値かと思って買ってしまったが、まだまだ下がりそう。損切りのタイミングが難しい。

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