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日米雑誌とPodcast 3行まとめ

Tech News Today / 691 Malware on the Table / イーロン・マスクがニューヨークタイムズの捏造に大いに怒る

今一番、ネット界隈を騒がしているのがTeslaの電気自動車のニューヨークタイムズのレビューが捏造ではないかという疑惑。昨日に続き、今日も続報。

以下3行まとめ:
スペイン政府は、感染者からお金をだまし取るマルウェアを広めた疑いで6人のロシア人を始めとし、計10人を逮捕したと発表した:
・スペインは、以前にも同様のウィルスによる詐欺事件の犯人を捕まえたこともあることを考えると、彼らはウィルス犯罪捜査の権威といえる。(Tom)
・教育とアプリケーションによる防止の両面が必要である。(Tom)

ニューヨークタイムズの「Teslaの試乗レビュー(途中でバッテリーが切れて散々な目に遭った)」に対する捏造疑惑が上がっており、Tesraはそのレビューが実施された際に取得したログを公開した:
・記者は、「エアコンの温度を下げたと言っているが実際には上げているし」「適切な充電施設での充電をスキップしている」ことを見ると、科学的なレビューを行う資質に欠けている。(Tom)
・マスコミにはスクープを勝ち取りたいという動機があり、今回は「電気自動車は未来の車ではない」という扇情的なタイトルを書く、という結論が先にあったと思う。(Iyas)

HPがNVidia Tegra上で稼働するAndroidベースのモバイル機器を販売する予定がある、という報道があった:
・HPはWeb OSを捨ててAndroidに乗り換えるのだろうか?(Jason)
 一つの方法としては、KindleがAnroidベースにしつつもUIが独自仕様なように、AndroidにWeb OS的なUIをかぶせることで、忠実なWeb OSファンを振り向かせる、ということが可能かもしれない。または、ベンダーが非固定のNexusのハードウェアを担当する、ということでGoogleにとってはWindows陣営を突き崩し、HPにとっては成長分野に進出できる、というWin-Winになる戦略もありうるかもしれない。(Iyas)

感想:Teslaの件は、ビッグデータの時代の到来を考えさせるニュースだと思う。このVentureBeatの記事にビッグデータとTeslaの事件が詳しい。ただし、ユーザーにとって不利な情報のみをベンダーが公開する、ということもありうるし、手放しでは喜べない。

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