Tech News Today / 790 Vine is Fine / 年齢とITと経営と
Tomは金曜日からお休み。アメリカはIDデイだったから、5連休か?
以下3行まとめ:
PayScaleという調査会社が、32社のIT企業を調査したところ、従業員の年齢の中央値が35歳を超えていたのは6社のみだった。以下いくつか興味深い統計結果:
・女性は30%以下
・8社は中央値が30歳以下
・最も中央値が高いのはHPの41歳で、これはアメリカ国民の中央値の42.3歳よりも若い
・HPに続くのがIBM(38歳)、Oracle(38歳)、Dell(37歳)、NokiaとSony(36歳)となっている
- 復活が目立つAOLがGoogleとほぼ同じ30歳となっているのが興味深い。(Jason)
Zyngaに移籍した、元MSのDon Mattrickは3年前にZyngaを買収しようとしていた。
- Zyngaのその後の凋落をみると、MSの投資を控えた判断は正しかったといえる。(Nicole)
スマホでの音楽検索サービスで有名なShazamは、$4,000万の投資を、世界有数のメキシコの大富豪Carlos Slimから受けることを発表した。
- Carlos Slimは、Shazamに音楽検索サービスとしてではなく、テレビ視聴時のセカンドスクリーン(今見ているCMやテレビ番組に対して、検索からSNSへの投稿をワンストップで提供する)サービスを期待している。しかし、現状はそういった市場すらないのが現状である。(Sarah)
- Sarahが言うような視聴者の視聴態度の変革を求めるようなサービスは普及に時間がかかる。(Jason)
感想:
Carlos Slimと言えば、中南米の携帯電話の販売でのし上がってきたイメージがあり、開発途上国での、先進国が既に捨ててきた市場を安価に独占する、ハイアールのようなビジネスモデルだと思っていた。しかし、こんな最先端のサービスに投資してくるとは、Carlos Slim(70歳)恐るべし。