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ケリー・マクゴニガル スタンフォードの自分を変える教室 第7章 将来を売りとばす

ハーバード大学の生徒とチンパンジーとのどちらが、現在のお菓子を我慢し少し後に倍もらう、という我慢比べの対照実験で、ハーバード大学の学生が負けたことでもわかるように人類は、唯一このような状況において、「将来の報酬の価値を低く」見て、現在与えられているもので「満足する」ために、様々な言い訳を自分に用意し、結果的に現在を優先してしまう生き物である。
この原因として、人間は「目に見えること」「先に思いついたこと」を優先してしまうという傾向があることに起因し、これを抑止するためには、お菓子であれば目につかないところに置くこと、タバコであれば10分我慢すること、上のような将来の目標と現在の欲望との対立であれば、(現在のことを先に考えて言い訳を用意することを防ぐために)将来の目標のことを先に考えてから、比較するという方法が効果的である。
人間が将来の目標より現在の欲望を優先してしまう大きな理由としては、「将来の寄付を約束させると寄付額が増えたという」実験や「将来の自分の顔をシミュレートしてみせると貯金額が増えたという」実験がからも分かる通り、人間が将来の自分というものを上手く想像できず、それによって過大評価して「明日になればこれを始める/やめれるようになる」と思ったり、または単純に将来の報酬を軽んじてしまうという結果に繋がってしまう。

感想:
3行まとめからは省略したが、目標の実現を妨げる「もう一人の自分」に名前をつけて、目標に負けそうな時に、そのもう一人の人格を意識すると、うまく我に返ることができるということがあった。自分がもしそのもうひとりの自分に名前をつけるなら、「モリッシー/モズ」以外にはないな。耽美的で退廃的で、自家中毒的で自己練磨が好きな自分。。。。

タイトル
Introduction
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
第6章
第7章
第8章
第9章
感想