ケリー・マクゴニガル スタンフォードの自分を変える教室 第9章 この章は読まないで
アメリカ人が太る最大の理由の、実は「ダイエット」を繰り返すことに寄る体重の増減の結果の血圧の増減や免疫力の低下にあるという皮肉な研究結果があるが、これは、人間は「何かをしてはダメだ」「何かを考えてはダメだ」と自分の思考に制限をかけると、かえってそれをやってしまったり、考えてしまったりするという傾向が起因している。
そのため「やらない力」よりも「やる力」の方が実現が簡単という意志力の傾向を利用して、例えば「無駄なドラマを見ない」という目標を「その時間で料理を勉強する」という目標に変えて、実現を簡単にすることができる。
また逆に衝動を考えないことで抑えるのではなく、衝動に突き動かされる自分を見つめて、衝動が行動に変わる瞬間を観察する、ということも重要でさる。
感想：
この最後の章のタイトルが「この章は読まないで」という名前だった理由が、最初はよくわからなかったが、「読むな」と逆のことをいうことで、「この章の重要性」を伝えたかったことのでは？という気がしてきた。
